2026/7/2:https://www.christiantoday.co.jp/articles/36085/20260707/vatican-excommunicates-six-sspx-bishops.htm
ローマ教皇庁教理省は、聖ピオ十世会が教皇レオ14世の意向に反して司教の聖別(叙階)を行ったことを受け、聖別式を執り行った司教2人と、新たに司教として聖別された4人の計6人について、破門を宣告する教令(イタリア語)を発布した。教令は、この聖別を「シスマ(離教)的な行為」だとし、聖職者や信徒に対して、こうした動きに加われば自動的に破門になると警告した。
同会は、第2バチカン公会議(1962〜65年)に伴う典礼・教理上の改革に反対したマルセル・ルフェーブル大司教が70年に創立した。88年にも教皇の承認を得ずに、司祭4人を司教に聖別したことで、ルフェーブル大司教ら6人が破門された。一方、2009年には、教皇ベネディクト16世(当時)が、6人のうち存命だった司教4人の破門を解除。その後もバチカンとの対話が続けられ、15年には教皇フランシスコ(当時)が同会の司祭によるゆるしの秘跡を有効と認めるなど、関係修復に向けた歩み寄りも見られた。
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なんだか時代錯誤的な処置にさえ思えるが(とはいえ、意外にそうめずらしくもないようで:https://www.christiantoday.co.jp/articles/33819/20240712/vatican-excommunicates-archbishop-carlo-maria-vigano.htm:および関連記事もご覧下さい)、バチカンの危機意識が極東の我々にはわかりにくいのかもしれない。個人的には、公会議以前のラテン語典礼を遵守する同会の在り方に、ラテン語でやってもいいではないかとむしろ親近感さえ持つが、おそらく問題はこういったレベルに留まっていない、究極的にはバチカンへの反抗心を危険視してのことなのであろう。この度の破門は司教叙階に関わる面での処置で、同様な行為に対しバチカンによって以前の破門が部分的に解除されたにもかかわらず(この詳しい経緯も私は知らない)、実際にはどのような経緯を経てのことなのか遺憾ながら不明である。
他方で、バチカンは中国には政府独自の司教叙階をなぜか認めてしまったわけで、この多角的外交問題の扱いが道をはずれていないかと危惧せざるをえない。

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