ポンペイ構内博物館新装開店:遅報(76)

 2021/1/27発信(https://www.afpbb.com/articles/-/3328580?pno=0&pid=23014190)によると、「古事物収蔵館」Antiquarium の内容を一新しての再開となったようだ。場所は、ポンペイ・スカーヴィ駅からの遺跡入り口のマリーナ門の右上テラス。たしかトンネルの途中に入口があったので、見落とさないで見学すべし。ま、遺跡に入る前に見るか、歩き回って疲労困憊の挙げ句に見るか、それぞれの体力と許容時間との相談になるだろうが。

上記写真の右上の建物がその地上階で、地下もある

 A.Maiuriによるとそれは1861年に創設されていたが、20世紀末に私が訪れだしたころはずっと閉鎖されていて(世界大戦の爆撃とか、地震とかでの破壊なんかもあったらしい)、研究者見学さえ許されなかったようで、「まだ見せてもらってないが、なんとか見学したいものだ、いずれコネ作って見せてもらうつもりだ」と当時古代学協会で発掘日誌解読に従事していた故・岩井経男氏(当時、弘前大学教授)が話していたのを聞いた覚えがある。それが21世紀の10年代のある夏の訪問時にトンネルを登っていて、あれっ、この入口はなんなんだと。2016年のことだったのだろうか(http://pompeiiinpictures.com/pompeiiinpictures/R8/8%2001%2004.htm)。その時はなんだかミュージアム・グッズ売り場に毛の生えたような狭苦しい展示で、あまり感激しなかった記憶がある。それが充実して一新されたらしい。ならば行かねばなるまいて。

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