疫病対策の歴史:遅報(63)

 たった10分間の講義であるが、これは面白い視点だった。片山杜秀・慶應大学教授「伝染病予防法廃止から見えてくる新型コロナウイルス問題:新型コロナウイルス問題を日本の疫病対策の歴史から考える」(https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=3227&referer=push_mm_rcm1)。私にとって目からうろこは、オンタイムでのホッブス対ジョン・ロックの主張の解釈で、そのあたりを抜かしての学者先生(含む、私)の神学・哲学論争のバカらしさを再認識した次第。

 「伝染病」から「感染症」への表現の変化もあったのか・・・。全然気付いていなかった。

 私の妻からすると、政府や自治体によって保健所がこれまで予算削減対象になってきていて、だから今回みたいな状況になると、後手後手にわまるのよ、というわけ。

【追記】2021/1/10 広がる格差「コロナで変わる世界」(http://nml.mainichi.jp/h/ad4xa6m4gZyoiBab

 コロナ下で困窮している層増加の半面、さらに蓄財している富裕層の、2分解が促進している、という話。専門家の見立ては「所得が低いほど対面のサービス業や肉体労働が多い。高所得層ほどITなどコロナの影響が少ない業界で働く人が多いほか、テレワークができる事務系の職種に就いており打撃が少ない」。

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