私は昔からどうして軍事ド素人の政務官(執政官や法務官)が操ってローマ帝国が拡大・隆盛することができたのか、ありえないと不思議に思ってきた。
それを軍事ど素人のTACOの最近の振る舞いを見ているにつけ、要するに、内外共にむき出しの金力・権力・軍事力を背景にしての恫喝政治だったのでは、との着想が生まれた。それまでの私は、そういう背景あったにしても、まだ牧歌的にしか状況を捉え切れていなかったわけだ。換言すれば、えげつない現実を薄める立場の存在を過大評価する欧米良識派の見解にごまかされてきた、といえる。いや彼らはそれを指摘していたが、凡庸な私はそれを誤読していたのかもしれない。
よって、ライバルに軍事その他で才能ある存在が現れると、そのライバルがご同様の存在にしても、もろくも敗北してしまう、その連続だったのではないか。ローマ帝国は相手が弱小野蛮人の間は成功するが(衰退期にはそれすら不可能となったが)、カルタゴやササン朝ペルシアには手こずってきた。
アメリカの歴代大統領の最後の軍隊経験者はパパ・ブッシュだったそうだ。息子のやり口と違っていたのもその経験があったからという見解があるが(https://news.1242.com/article/162779)、ま、その故事に倣うと、未経験者は全能感に酔い痴れて暴走しがちで、それを諫める周囲あっての綱渡りが、徴兵逃れのTACOの場合は取り巻きがイエスマンばかりな上に、テクノクラートを大量解雇しているという事情もある(https://wedge.ismedia.jp/articles/-/40434?utm_source=newsletter&utm_medium=email&utm_campaign=20260409)。自業自得と言うしかない蛮行であるし、使用言語も限りなく下品だ。
どこかで読んだことあるが、前線に派遣された兵士はアドレナリン全開させて目前の戦いに向き合っているので(自分の生死がかかっているのでそりゃそうだろう)、作戦中止は士気低下を招き、その後の作戦にも影響が延引しかねない、それで司令官は作戦中止を好まないと。TACOはそんなこと考えもしないで右往左往あれこれ言い散らしているが、生身の人間の兵士は機械ではない。ロボット兵士の実戦投入なんかまだ夢物語なのだが、そうでない現状にどこかで安堵している自分がいる。

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