「ニュー・ポープ:悩める新教皇」再放送を見ている

 今日(2023/12/16-17)のスターチャンネルで全9話の再放送をやっているのを偶然知った(2019年製作)。これはシリーズ1「ヤング・ポープ:美しき異端児」全10話(2016年)の続編で、いずれも面白いドラマだった。未見の方にはお勧めする(https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0912ZRGMP?&linkCode=ll2&tag=exstar2022-22&linkId=1ea02caa04cba7ae663bd447addbec0c&language=ja_JP&benefitId=starch&ref=dvm_ptm_off_jp_ac_c_starch&_ebx=6uez1ce1s.1611773608.7tl5iop)。

 続編第1回の、教皇選出が難航しているとき、枢機卿たちの独り言が数人分でてくるが、それらが多様な見解や期待を持った枢機卿集団の事実をあぶり出しているようでたいへん秀逸で、その後の展開もコミカルかつシニカルに展開していき、視聴者を飽きさせないのである。しかも人間の哀しみ、人間の業(ごう)への洞察も随所で描かれていて深い:「私は神にうとまれているのだ」。これは脚本・監督のパオロ・ソレンティーノの力量である。

 再放送を見逃しても色んな手段で鑑賞することができる。いうまでもなくフィクションであるが、如何にもありそうな感じの設定で必見のドラマ。

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