呪詛が刻まれた2300年前の壺発掘

 とうとう成果公表にいたらずに終わりそうな私の呪詛板研究であるが、2021/6/1付情報で、アテナイのアゴラ出土の壺が公表された。かつて職人たちが働いていたアテナイのアゴラの商業ビルの床下から、出てきた今から2300年前のその壺には、鉄の釘や貨幣、それにまだ幼いニワトリの頭部と下肢の骨が入っていて、壺の表面には55名以上の名前が刻まれ、鉛板の呪詛板の場合と同様、釘で突き刺された穴も残っていた。

 研究者はそれを、未だ自分を守れないニワトリの無力さを呪いの対象にし、頭部と下肢にあいた穴は55人の呪われた人々に対応する体の部位に同様の影響を与えるべく呪ったのだと説明している。

 いつの世も、呪いたくなる対象がいるのが人生なのである。

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