三重円の中心が複数の「執政官」を示す「COZ」(但しZはSの鏡文字?);内円が執政官名の「APRONI ET PETINO」;外円は「GN DOMIT TROPHIM DDL DOM LV」(Gnaeus Domitius Trophimus doliare de Licinianis Domitiae Lucillae)
私は大昔に、ヘルムート・トリブッチの『蜃気楼文明:ピラミッド、ナスカ、ストーンヘンジ』工作舎、1989年(原著:Helmut Tributsh, Das Rätsel der Götte, Ullstein Verlag, 1983)、を大きな驚きで読んだ記憶がある。あまりの衝撃に大学教養課程の西洋古代史の授業の推薦本にしたほどだ。ひとつひとつの事例の正否は横に置いておいて、彼の桁外れの着想力に心底びっくりしたのである。細かい内容はもう忘れてしまったが、その中にブリテン島に先行的に巨石文明が存在していたというちゃぶ台返しがあったことだけは強く印象付けられて、今でも覚えている(2019年3月23日にトリブッチがらみで関連ブログ)。