最近の考古学情報2点

◎2024/6/20 :トルコの第15軍団駐留地Satala(現Sadak:ユーフラテス川の少し北にある山に囲まれた谷にあり、トラペズスからサモサタへの道がローマ帝国の境界を横切った場所)で2020年出土の、現存唯一のロリカ型鎧(5世紀)、復元される:http://www.thehistoryblog.com/archives/70495

 このロリカ・スクアマタ Lorica squamataは、小さな金属製の鱗を針金で横一列につなぎ、革や布製のチュニックに縫い付けたもので、鎖帷子lorica hamataと重ねて製作されていた。個々の鱗が発見されることは珍しくないが、ほぼ完全なものが発見されたのはこれが初めてである。鎖帷子は製作コストが高く、修理には専門家が必要だった。この鎧に鎖帷子の要素があることから、将校のものであった可能性がある。

ところで、このLEGIO·XV·APOLLINARISは、紛争地に好んで派遣された勇猛軍団なので(ユダヤ戦争、ダキア戦争・・・)、機会があれば触れてみたいと思わせる歴戦軍団である。

◎2024/6/14:2019年に、南スペインのCarmona(セヴィリアの東近郊)の1世紀の霊廟から出土したガラス製骨壺内の赤っぽい液体が、化学分析により、2000年前の地元産白ワインであることを判明。液体のままで発見された希有な例。

 その廟のロクルス8には、蓋つきの鉛のケースの中に、M字型の取っ手のついたガラスの骨壷が入っていた。骨壷の中には火葬された骨、双頭のヤヌスの像が彫られた金の指輪、火葬されたベッドの足と思われる4つの金属が収められており、1ガロン以上の赤っぽい液体でいっぱいになっていた。

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2352409X24002645?via%3Dihub

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