最近の考古学発見

◎ Descubren una “fullonica” del siglo II d.C. frente al Mausoleo de Adriano en Roma:17 Jun, 2024

 なんと、ローマのサンタンジェロ(ハドリアヌス霊廟)の西側のピア広場Piazza Piaで地下鉄工事をしていたら、後2世紀の大規模なfullonica(洗濯工房)が出土してしまい・・・、モザイク床や数々の工芸品がも出てきた。

 だが,ローマ市最大のフロニカは、ティブルティーノ(第六)行政区quartiere Tiburtinoのカサル・ベルトーネ地区L’area di Casal Bertoneにある。この遺跡は、ローマ-ナポリ高速鉄道建設Ferrovia Roma-Napoli ad Alta Velocitàのため、2007年から2008年にかけてローマ考古学監督局によって予備調査が行われた。私はかつてこの遺跡を求めて歩いたことがあるが、それなりの地図もあったので相当うろうろしたあげく、なぜか見つけえなかったという苦い経験がある。どうせ線路がらみなので遠目でしか見れないだろうしと負け惜しみをつぶやきながら撤退したのだが、これもいまだ公開されていないそうで、さて生きているうちに見ることできますことやら。

◎ Celtic fertility figurine goes under the hammer:June 17, 2024

 ハンマーとは、競売にかけるという意味。イギリスの金属探知士が、ケンブリッジシャーの耕されたばかりの畑で偶然2018年にみつけたケルトの豊穣の小像(高さ3.8センチ)を売りに出す。鑑定によるとこの小像は紀元1世紀のケルトの豊穣神。セリは6/20日に開催されるが、予想価格は、1000-1500ポンド(20万-30万円)。

◎ Votive altar dedicated to Basque deity found in medieval well

 スペインのパンプローナを一望するArriaundi山頂の中世の修道院遺跡の発掘調査で、バスクの神ララヘLarraheへの奉納が刻まれたローマ時代の後1世紀末の奉納祭壇が、修道院内の井戸の中から発掘された。

山頂の風景           修道院の復元鳥瞰図:井戸は玄関間にある

 修道士が生活用水を得る井戸に邪教の石碑を入れることなどありえないので、この修道院はもともとバスクの地元神の聖地を乗っ取って建てられたが、キリスト教によって一旦放棄され、その時石碑が投げ込まれたのだが、修道院が建てられたとき以前の記憶が失われて井戸も使用されていたのだろうか。

ところで、パンプローナは、サンチャゴ・デ・コンポステーラ巡礼で、フランス側のサン・ジャン・ピエード・ポーからピレネー山脈の山越えで、初っぱなで一番の難所を越えたところにある町。私も降りの山道で足を巡礼初日なのに痛めつつ、麓の巡礼宿にようやくたどりついた。初日に比べ翌日からは楽な歩きだったのが印象的だった。

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