ヴェネツィアのラグーン上をローマ道が走っていた!

2021/7/22 Scientific Reports掲載:

https://www.nature.com/articles/s41598-021-92939-w

 最近別件で知ったのだが、古代ローマ時代のテュレニア海の水位は今より1m低かったのだそうだ。こういった事情も加味して2000年前の状況を考える必要がある。古代ローマ時代、現在水没してしまったヴェネツァ・ラグーンの古ビーチの尾根を伝って、ローマ道がAltinumからClodiaに走っていたと研究者たちは長年想定してきた。今回の調査はその北端のTreporti水路でのもので、水深4.3-5.3mの尾根上に1140mにわたって12の起伏構築物も確認された。

赤線が想定ローマ道;今回の調査地点は上記右の短い紫部分
左が構造物確認地点、右がローマ道の復元・構造図

 私見ではこれが本来的なローマ(軍)道なのか、若干疑問。むしろ海からの侵入への対抗施設のように思える。それはともかくとして、この存在は、この地域にローマ時代の安定した集落システムがあったという仮説を裏付けているのは確かとされている。

【私はグラドーが好きだ。あそこで食した魚料理とヴィーノ・ビアンコが忘れられない】

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