通信制大学の需要増大

 私は現役時代、いずれ大学入試や授業はインターネットで地球規模でおこなわないと立ち行かなくなると、素人の思い付きにすぎないが論じたことがあった(「発展と空洞化のはざまで:建学の精神再生を目指して」(特集 大学入試への新たな視点)『大学時報』(日本私立大学連盟)Vol.47(262)、’98 SEPT.、平成10(1998)年、pp.34-37)。

 ところが以来30年近く、実際の動きは、予想通りというべきか、遅々たるもので、実際には国際化などほとんど進んでいるようには思えない。テレビ授業が一般化したコロナ禍を経ても、収束後は元の木阿弥となっている現状がある。ところが思わぬ方向で実績を積んでいる組織があったようだ。

毎日新聞2026/1/22「ZEN大で注目、「好き」を学ぶ通信制大 需要増で学生奪い合いも」(https://mainichi.jp/articles/20260121/k00/00m/040/020000c?utm_source=article&utm_medium=email&utm_campaign=mailhiru&utm_content=20260122)。但し、有料記事。

 記事を読んで、ZEN大ってなんだ、レベルからの出発だったが、要するに高校生レベルでも不登校の増大などで通信制の要望が高まっており・・・、というわけである。もはや状況は従来の大学の理想像を弁じている段階ではないような気がしてならないのだが、志望者を得られているうちは大学側の動きはいつも通りのろくさいだろうが、気付いたときには手遅れになっていないことを祈るしかない。

 実は、普通の大学においても最近の急速なAI化の促進で、授業現場は急変を余儀なくされている。今年の年賀状での一つの話題となっていた。端的には、機械翻訳での外国語演習の形骸化とAI活用によるレポート提出で、評価方法をどうすべきか、というわけである。 

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