2025/11/29:NHK BSの「ヒューマニエンス 40億年のたくらみ」での「「ADHD」その特性は障害か多様性か」が面白かった。私自身それに類する性向なきにしもあらずなので、なおさらである。
番組の趣旨は、幼少期にその傾向ある児童に対しどのように接するのがいいのかといったほうに重点があったように感じた。他との比較で横並びを求めるのではなく、特性を育てるべく成功体験を褒める、ということを強調していた。
思うのだが、「ADHD」に限らず、たぶん「自閉スペクトラム症」なんかもそうなんだろうが、どんな人間も一つの肉体の中に多種多様な性向を秘めている。要するに皆多重人格への性向や社会性に対して凸凹の現実を持っている。各々長所もあれば短所もある。完璧な人間など存在しない。文字通り「症状は、人の数だけある」。この当たり前の事実をまず押さえなければならないのだが、それが現実にはむつかしい。

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