2025/11/13発信:Enigmatic Roman-era carved stelae found in northern Spain reveal an ancestral cult of Celtic female deities(https://www.labrujulaverde.com/en/2025/11/enigmatic-roman-era-carved-stelae-found-in-northern-spain-reveal-an-ancestral-cult-of-celtic-female-deities/)
私は以前、コンスタンティヌスの太陽神がペルシア起源のSol Invictusというよりも先行して、ケルト神だったのではという提言を、それなりの根拠を示しながらしたことがあるが、いつものように学界は沈黙である。
このたび、北スペインから出土(サンチャゴ巡礼路より約30km南)の3対神像が女神でケルト神の低層流がずっと息づいていていたとする見解が提示された。「ローマ化されながらも文化的にまとまりのある地域において、先住民の信仰が根強く残っていた」というわけである。ま、当たり前といえばそれまでであるが。


【追記】以前スペインの考古学博物館を訪問したとき、地元の粗い石材が使われていて、大理石が少なかったのが印象的だった。白亜のものがあってもそれらは皇帝など支配者に限られていたので、大理石を持ちこんでのことだったのだろうとか、スペインは大理石の鉱脈が薄い土地柄だったのだろうと思ったことだ。
今回ググってみたら、スペイン大理石としては、白い筋が特徴の黒大理石「ネロ・マルキーナ」や、温かみのあるベージュ色の「クレマ・マルフィル」が産出されていたようだ。


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