十日間ほど墓参をかねて、いやむしろ草取りのため帰省していた。出発も帰着も昼間だったのでやたらの猛暑で辟易したが、広島の明け方はすでになんとなくひんやりとして、さりげなく秋の気配を感じさせてくれていた。でもって、草取りは昼日中だとすぐに一息つかないとダメなのに、日の出前の早朝だと平気なのは、空気がらみなんだろうか。
玄関前の花壇が、植えたように雑草が同じ高さで茂っていたのが、これまで見たことなく奇妙だった。しかも引っ張ると面白いようにごっそり取れるのである。

練馬とはいえ東京ではなぜか空を見上げる気も起こらないわけで、広島ではスッキリ青い空をなぜか見上げて、おっとりした時間の経過を感じることができた。これが田舎のいいところなのだろう。
だが、西広島駅で広島駅に向かって列車に乗るといやおうなく留守の実家の安全が気になってくるのも、いつものこととはいえ、築40年超えなので、漏電とか気になってしまうのである。
今回の帰省で、最初実家にたどり着いたとき、ウォシュレット・トイレ便座の留守中には抜いてあったコンセントを入れたら、その直後からイカを焼いたような腐ったような強烈な臭いが感知されて、ギョッとした。その直前までは芳香剤の香りだったのに。連休明けに業者にも来てもらったが、そのころは臭いも抜けていたせいか、別段のことなしとなったが、電源入れたときにショートしたのだろうか。銅線コードのビニールが焼けたような臭いといえばそんな気もするが、そういう形跡も見当たらなかったので未だもって不可解である。ときあたかも、練馬の自宅マンションのトイレが水漏れしたとかで、嫁さんから修理に30万かかると連絡あった。そっちは20数年で、こっちは40数年の年代物。もちろん今回も帰京するときコンセントを抜いたし、いつものように電源盤で可能なかぎりオフにしておいた(冷蔵庫があるので一階電源だけは切れない)。

テレビは線状洪水帯とか集中豪雨の報道の同じ内容の繰り返しでうるさかったが、我が実家はさしたることなく、ちょっと雨が降ったくらいで、いつもながら大袈裟な報道であった。どういう根拠か知らないが、雨も降っていない西区に大雨警報・雷注意報なんてお笑いぐさだ。もっとピンポイントの有効な予報でなきゃ、誰も信用しないだろうに。まあ草むしりにはいいお湿りだったというべきか。

あと、いつも東京から持参していた携帯WiFiの調子が悪く、一日後にはメールの画面も白紙となって使えない。これも何が原因なのか不明である。WiFi入れるとすぐに電源が空になるので、バッテリーの劣化だろうか。でもつなぎっぱなしにしてそれなのである。私にはありとあらゆる事が劣化に思える今日この頃。
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