古代ローマ関係食材2点

 日頃イタリア食材でお世話になっている「ベリッシモ」(https://www.bellissimo.jp/c/new)から新入荷情報が来て、それを見ていたら、古代ローマの食材として以下2点が。ま、もちろんそのまんま古代のものであるはずはないけれど、少なくとも教材にはなるはず。

(1)古代小麦が原料のパスタ3種:古代ローマにパスタはなかったはずだがまあいいか。

 最近、グルテンによる小麦アレルギーが出るようになったせいで、それが発症しない品種改良されていない古代小麦への関心が高まっているようで、ググってみると「スペルト小麦」の広告販売、確実に多くなっている。私は昔、滋賀県産のそれを購入して学生に教材として渡したことがある。その一人は母にクッキー状に焼いたものを造らせてもってきてくれたので有難く賞味したことがあった。自作したら満点だったのに。

粉だと面倒だという横着な人向け(実は私もそう)には以下で焼いたパンを売ってくれる。(https://item.rakuten.co.jp/hamunder/kodai_set/)。ただし製品に「グルテン少なめ」とあったりするので、一応ご了解を。100%は600円高くなる。

 今回のは、ギリシャ時代からシチリアで生産されている古代硬質小麦「トゥミニア」とのこと。

【食後感】パサパサ感がなかなかいい、それに慣れるとグルテン系がねちこく感じられる。それに気のせいか食後にお通じもよくなっているような。

 以前見つけていたシチリア産古代小麦生地の現地情報:https://www.pokkasapporo-fb.jp/plyuki/column/20.html

(2)古代ローマの魚醬の中世・近世での発展形「コラトゥーラ」、それの日本・新潟産。

左、チェラータ産            右、新潟産

 本来はカタクチイワシが原料で、これまでイタリアだけでなく日本でも幾つか購入したが、教材用だったこともあり使い切ったことはない。新潟産は原料が鮭で、「チャーハンやパスタ、スープ、炒め物、煮物等日常的に」隠し味にお使いください、とのこと。まあアンチョビ代わりの隠し味といったところか。日本産の商品名「Ultima Goccia」(最後の一滴)が気に入ったのでどっかでパクりたい。

 あと、こういった話題では、古代ワインの件もあるが、それは改めていつか。先日、通販でギリシアの松ヤニ込みも飲んでみたが、・・・あんまし違いは分からなかった。ま、ものにもよるのだろうが。やっぱり現地で購入するのが一番だろう。

Filed under: ブログ

コメント 0 件


コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Comment *
Name *
Email *
Website

CAPTCHA