「信者」と書いて「儲ける」と読む;ローマの水飲み場

 今垂れ流しているテレビドラマ「怨み屋本舗」で勉強した日本語。なるほどと、勉強になった。しかし今頃になってだが。しかしこの漢字、「もうける」以外に「かける」とも読めるなあ。深読みすると、教団側からすると「もうける」で、信者側からすると「かける」ことになるような。

    ⇩「これなあに」と聞いたら、イタリア人から「謎〜ね」と答が返ってきた。

 ほんとは謎なんかではなくて、ローマ市内に垂れ流しである水飲み場(fontanello, pl. -li)の蛇口のこと。この水飲み場、1870年代に導入され最盛期には市内に5000あったが、水道の普及で現在では2500〜2800残っているらしい。イタリア語では、鼻をnaso(ナーゾ)という。それが象のように大きい場合、拡大辞-oneを付けて、「nasone」という次第(pl. nasoni)。

 この象の鼻のように垂れた中空金属の途中の上側に穴が空いていて、蛇口の出口を指で押さえて水流を止めると、この穴から水が飛び出し、人がをそれを空中で受けて飲める仕組みとなっている。わざわざ下の蛇口に口を持っていく必要がないわけで、これがローマッ子の通の飲み方である。

 なお、水飲み場によっては「potabile」と書いてあるが、その場合は飲用に適した水、という意味。逆に「non potabile」と書いてあったら、飲用に不適な水だから、飲まないで手や顔を洗うにとどめるべし。

私はサンチャゴ巡礼していたとき、昔だったら家畜ともども一緒に飲んでいたであろう水場に律儀に「non potabile」と表示があって、あぁ、世界遺産になってドイツ的にここでも厳格になったんだと得心したものである。

夏の巡礼にとって、フォンタナはまさに神の恵み。上の水は人間が飲み、下に流れている水は家畜なんかが飲む。

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