新刊紹介:堀賀貴編著『古代ローマ人の危機管理』

 このたび、堀賀貴編著『古代ローマ人の危機管理』九州大学出版会、2021/5/15、¥1800[税別]、がなぜか奥付より一ヶ月以上早く出版されたようで、今日届いた。
 長年一緒にオスティア、ポンペイ、エルコラーノで現地調査してきた仲間の国際シンポジウム開催での成果。
 私はゲラ刷りで読ませていただいたが、編著者が30年間現地調査で培ってきた経験が、従来の一般叙述とはレベルの違う知見をもたらしていることに感心したので、紹介させていただく。一般向けに廉価本となっているのも好感が持てる。
 なお、近々にこれも国際シンポの成果、『古代ローマ人の都市管理』九州大
学出版会、¥1800、も6月か7月には出版されるようなので、あわせて紹介しておこう。

【追記】アマゾン・コム・ジャパンの「古代ローマ史」部門で、未だトップにランキングされている塩野七生女史に伍して,現在堂々の4位にランクされている。世の中見る目のある人はいるということで、そう捨てたものではない、との思いが強い。

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