投稿者: k.toyota

今回のイスラエルのハマス攻撃不発をめぐって

 あれ、これまでと違ったなと思っていたら、例の田中宇氏がまたまた角度のある情報をアップした。

 「世界を敵に回すイスラエルの策 」(https://tanakanews.com/

 以前紹介した彼の「ウクライナが親露に転向して終戦する」のほうは、現段階では空鉄砲だったようであるが。

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見捨てた社会に不満を言うのはおかしいのだが

 問題を抱えている社会にグチをこぼしたくなるのは人間のサガというものだが、自分の足元でくすぶっている諸問題の解決をしないで付帯状況にあれこれ言うのはお門違いといいたくなる、そんな私はおかしいのだろうか。

  私は20年以上も前から、授業で「地政学的にみて、好むと好まざるとに関わらず、これから中国の存在が顕著になるはずで(その意味でこれまでのアメリカ追従のほうがおかしいと言うべき)、彼らが一億人といわず、その10分の1でも国策で我が国に移住してくれば、それだけで我が国は牛耳られ、あれよあれよという間に属国化するだろう」と述べていた。数字は私の山勘だったのだが、なぜかそのようにそれが現実化しつつあるようだ。

◎2025/9/9「日本へ「1億人の中国人難民」流入は「2026年6月」か?中国で始まる「失われた100年」で大増税により失業する2億5千万人」(https://www.mag2.com/p/news/655359?utm_medium=email&utm_source=mag_W000000001_tue&utm_campaign=mag_W000000001_20250909#google_vignette

◎9/11「〈在日中国人の増加は想像以上〉ついに和歌山県の人口とほぼ匹敵!「日本の盲点」を直視し、国を守れ」(https://wedge.ismedia.jp/articles/-/38817?page=1)

 たかだか100万にも満たない和歌山県民分の中国人人口でおたついているようでは、どうしようもない。

 彼らの移住は基本的には本国の不安定さによるものであるが、移住先には人口減という弱みがあって、移住先の住民がやりたくない3K作業どころか、国の基幹産業であるはずの農業や産業に補完人材として不可欠化してきているのだから、救いようがないわけだ。そこで「根本原因は人口減なので、産めよ増やせよ」と言おうものなら、かつての主婦連よろしく袋だたきにされる御時世なのである。

 一方で、あの石破が何もできずに退陣するようなどうしようもない政治状況を国民は本当にどう考えているのか、私には不可解でさえある。石破下ろしの方向で47都道府県の地方票が動いてたとなると、もう何をか言わんやだ。構造的に自民党には庶民感覚をすくい取る力量もなくなって既存の利害関係者が相も変わらず利権がらみで巣くっているということだから,変わりようもないだけで。

◎2025/9/8「「自民党は断末魔の苦しみにある」 石破辞任を海外メディアはこう報じた」(https://courrier.jp/news/archives/413154/?utm_source=daily+item+paid+announce&utm_medium=email&utm_content=editors-choice-413154&utm_campaign=2025-09-09-16318&courrier_mail_session_id=16318

◎9/8「石破さん、あまりにも無責任でしたね。呆れる他ない「突然の辞任」でますます加速する日本の衰退スピード」(https://www.mag2.com/p/news/655342?utm_medium=email&utm_source=mag_W000000001_tue&utm_campaign=mag_W000000001_20250909#google_vignette

◎9/11「石破“名ばかり総裁”茂の恨み節が炸裂。首相の退陣会見で露呈した「国民の生活無視」という自民の本質」(https://www.mag2.com/p/news/655533

◎9/13「石破首相の謎」(https://mainichi.jp/editors_picks/?utm_source=top&utm_medium=email&utm_campaign=maileditors_picks&utm_content=20250913

 実は私は今、マンションの長期修繕検討委員会委員の重責を担わされている、といっても立候補でなくくじ引きでなのだから、不甲斐ない。で、遅ればせながらにわか勉強で、以下を購入。

 『エコノミスト』2025/9/9号「特集:マンション管理の大問題」

そうこうしてたら、Eニュースに以下がヒットした。

2025/7/1「「家賃2.5倍」板橋区マンション騒動が示す、中国人オーナー増加の現実 突然の「大幅値上げ」にどう対応すべきか【弁護士解説】」(https://news.yahoo.co.jp/articles/ffd102fdafce91d1d89d96aaf05f250d9936f7d6

 ま、我がマンションは賃貸ではないけれど、一部家主がそうしてたら、管理費未納なんて事態も生じてたりしかねないわけで、深入りすればするほど不愉快なことになりそうなのであーる。

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聖書もデジタル時代に:ドイツで神学生大幅減少

クリスチャン・トゥデイ:

2025年9月5日「2024年の聖書頒布統計発表、デジタル版が印刷版を初めて上回る」https://www.christiantoday.co.jp/articles/35123/20250905/digital-bible-distribution-outstrips-print-worldwide.htm

◎一方で、2025年8月13日「ドイツで神学生が大幅に減少、5年前の3分の2に」https://www.christiantoday.co.jp/articles/35050/20250813/theology-students-drop-by-a-third-in-germany.htm

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広島市医師会看護専門学校が閉校へ

https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/704892?utm_source=mail&utm_medium=letter_asa&utm_campaign=letter_asa

 私の知人がここの夜間コース(定員40名)に勤めていて、夜間の募集停止時に辞職した経緯がある。今回の報道は全日制(定員40名)のほうで、いずれも准看護科だが、次いで看護科も廃止する由。

 2018年以降、入学者が激減して定員割れが続いて赤字経営だったらしい。

 これで広島県内の准看護師養成校は、安佐の一校のみとなる。

  我が老後を考えると、いささか心許なくなるのだが・・・

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世の中、不用なサプリメントだらけのような

 テレビのCMでサプリメントの宣伝があふれているが(昔はこんなことなかったような:スポンサー獲得のためCMへの規制が緩くなったのであろう)、そんなに効きかないからの洪水のような気がしてならない。効きがよければその製品に集中するはずだからである。そもそもサプリメントは薬ではないのだし、値段もあってなきがごとしの投げ売り状態である。消費者をだまくらかして一儲けしようという魂胆にしか思えないのだ。

 それでも買う消費者がいるわけで、個人差あると考えて、たぶん皆さんダメ元で試しているのだろうと思うが(あ、私もそうだった)、だからメーカーも一回目は送料込みの廉価で、だけど継続すればお得ですよと罠を仕掛けてくる。特に人口の多い我が年代が集中的に販路のターゲットになっているのは明らかである。

 現代は科学的な時代だとはいわれているが、ことサプリメントに関しては相変わらず根拠のない信仰なのだ。「なにせ◎◎では老舗の△△さんですから」とはご登場されてる使用者代表とされているサクラの言だが、私の場合一粒を二倍にしたところでなんの改善にも繫がらなかったぞ、ぜーーんぶ小便から出るのだろうと言ったら、妻は吸収されないからそうはならない、と宣う。どうりで私の腹部が太ってくるわけだ、効能書き通りの患部にいかなくて、なぜかすべて腹部に溜まっちゃっているのだろうよ、と腹だたしいことこの上なし。

 挙げ句、どっかの最大手の会長が自社製品では効かないのを知っていてだろうか、海外からサプリメント取り寄せて捜索を受けて職を辞したニュースがタイムリーに飛び込んできた。こういうのって、李下に冠を正さず、いやさ、言うに落ちず語るに落ちる、紺屋の白袴、だよね。

 でも、なんだか今回のニュース、陰謀臭いなあ。裏はないのかなあ。と思っていたらやっぱりね。https://www.mag2.com/p/news/654842

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訃報:田川建三

 私信ではすでに8月中旬に周囲に連絡していた件だが、今回ブログを点検していて、ライバルの訃報は情報アップしていたので、こりゃ不公平だということで遅ればせながら掲載することにした。(^^ゞ

 享年89歳。新約聖書概論を出す出すと言っておりながら、いつまでも出ないうちに、前振りもなく沈黙が続き、HPの更新もなかったので、こりゃ危ういかもと思っていたら、今年の2月に死亡していたと今回出版社が公表した。

 私的には、『原始キリスト教史の一断面:福音書文学の成立』勁草書房、1968年のマルコ福音書解釈にぞっこん参ってその後の著作をフォローし続けはしたが、しかしライバルの研究者たちに対するあくなき罵詈雑言の洪水には辟易して、ぶ厚い書籍もそれがなければページ数半減だよねと悪態をつきたくもなった、とんでもない一代の異端児。私も及ばずといえども爪のアカでも飲んで真似したいと思ったものだが、足元にも及ばす。

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米の値上がりに遭遇

 我が家は私の趣味でここのところずっと某通販業者から「南魚沼産こしひかり」5Kgを月1で購入して来た。それの売りは農薬8割減・化学肥料不使用米という触れ込みで、まあ気持ち的に普通より美味しかったからで、これで夫婦二人だとだいたい一ヶ月もつし、時々来る孫たちにいい米を食べさせたいというのを表向きに、米くらい贅沢してもいいだろうと思ったからだ(付言すると、最初の浸水と炊飯時の水は「霧島天然水のむシリカ」を使っていたので不味いはずはない)。孫の弁当を老妻が作り出して足らなくなった時は、電話すれば追加で送られてきたのだが、今回の米騒動ではさすがに売り切れでダメだったので、スーパーからそれでも銘柄米2Kgを幾度か購入して来たのだが(最初一度だけ無洗米だったが、そのまずさにこりて)、予想通りだったのはいうまでもない。

 で問題は、9月分が月末に届いたのだが、紙が一枚封入されていて、それが来月発送の新米からの「価格改定」通知だった。それをみてちょっと驚いた。従来税込で6730円だったのが、8120円となっていたのである。1400円の大幅値上げだ。実際にはこれに送料が上乗せされるので、これまでまあ8000円だったものが1万円弱となる計算ではないか。

 孫も大きくなったが、今更普通米に返る気にはならない(私は美味しいのでパクパク食べちゃうので本当はまずいのだが:賢明なる老妻はダイエットで小量しか盛らないので、圧倒的に私が食しているようなものなのだ)。

 正直言って世の中の昨今の値上がり状況を今回ほど切実に感じたことはなかった。私にとって米はやっぱりかけがえのない主食なのである。

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日本語で読めるARTnews Japanの古代ローマ情報

 機械翻訳がそれなりの正確さを獲得して以来、類似のブログが多くなっているような気がする。最近みつけた日本語で読める考古学情報掲載ブログである。古代ローマ関係記事の記載は2022年11月から開始されたようだ(https://artnewsjapan.com/tag/ancient_rome:他の分野もある)。これにアクセスして読んでもらえれば、私のブログの必要などなくなるが、その労を多としながらも、限られた紙面での短縮訳で内容紹介が凡庸になっていたり、考古学者のマスコミ向けの大袈裟な言説をそのまま受け売りしているような気がしないでもない。さていつまで続くかな。以下、最近の情報。

女性の姿が描かれた「極めてまれ」な青い壁の部屋を発見。「ポンペイはまさに宝箱」

ポンペイで「100年に1度の発見」! 豪華な温浴施設は有力政治家が所有、社交場の役割も

ポンペイで1世紀ぶりに「デュオニソスの秘儀」の絵を発見。宴会場の三方を取り囲む巨大フレスコ画

灰に埋もれた古代都市ポンペイに特化した新博物館が2026年にオープン。歴史的な考古学者を称える展示も

モロッコ首都近郊のネクロポリスで新たな遺跡を発見。ポンペイの5倍にもなる港湾都市

火山噴火から逃れた人々の足跡か。ポンペイ近くの工事現場から青銅器時代の集落跡や神殿が出土

夜に絵が動く!? 壁が黒く塗られた宴会場とフレスコ画をポンペイで発見

ローマ時代の奴隷の寝室か? 100年以上放置された別荘から2つベッドを有する小部屋を発見

犬型ロボット、ポンペイの古代遺跡をパトロール中

ポンペイの家族を襲った悲劇が明らかに。ドアをベッドで封鎖し最期まで抵抗を試みる

古代都市ポンペイの壁に自分の名前を落書きした男を逮捕! 修復費用は犯人が負担

バチカン美術館、古代ローマの「死者の街」を一般公開。奴隷、自由民、職人の遺骨を収めるネクロポリス

ポンペイで1世紀ぶりに「デュオニソスの秘儀」の絵を発見。宴会場の三方を取り囲む巨大フレスコ画

ポンペイで「100年に1度の発見」! 豪華な温浴施設は有力政治家が所有、社交場の役割も

ポンペイの犠牲者のDNA分析で従来説を覆す新たな発見。「現代人の思い込みは間違っていた」

改修工事中の家から男女の遺骨を発見。古代都市ポンペイのライフ

大英博物館の所蔵品盗難に新事実。2021年に受けた通報をもみ消しか

怪物メドゥーサの謎めいたモザイク画を、古代ローマ皇帝の別荘で発見

悲劇の英雄スパルタクスとローマ将軍の戦場跡を発見。ローマ時代の主流防御壁を採用

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8月ジャーナリズムの基本的問題点:降伏日はいつか

 我ら日本人にとっては、なぜか8月15日が終戦記念日となっているが、これは日本人独特のお盆との関連性を持たせる思考方法であって、玉音放送は国内向けに無条件降伏を国民に知らせたものに過ぎなかったわけである。ここからがむつかしいことになるが、国際法上は、9/2(時差があるので国によっては9/3)の戦艦ミズーリ甲板上での降伏文書署名が正式のものとされるわけである。

 よって「対日勝利記念日」を英国系と韓国・朝鮮は8/15をしているのを例外として、9/2をアメリカが、9/3をロシアや中華人民共和国がしているのも一理あることになる(戦争当事国は当時ソ連と中華民国だったにせよ)。となると、それまで対日戦闘を継続していたことへのソ連軍の免罪符としても利用されえるわけである。

 その一方で、米軍の平和裡の進駐は、昭和20年8月30日、厚木飛行場(大和市、綾瀬市)に、連合国軍最高司令官、マッカーサー元帥が降り立ったときだった。8/15から約二週間の準備期間を経て、9/2直前の進駐であった。

 同様の問題は、ナチス・ドイツの降伏においても生じていたようである。ドイツ時間とソ連時間の時差の問題があって、より複雑だったらしい。

【追っかけ記事】2025/9/3:「「8月15日」では不都合。なぜ中国とロシアは「9月3日」を“戦勝記念日”にしたがるのか?https://www.mag2.com/p/news/654855?utm_medium=email&utm_source=mag_W000000001_wed&utm_campaign=mag_W000000001_20250903

【これホント?】9/3「抗日戦争中、中共軍は日本軍と水面下で「不可侵条約」を結んでいた 解除された台湾の機密軍事情報が暴露」https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/adeb4297ce601723f306cc195718a168319938d6

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発掘注目記事:シチリア、ポンペイ、エジプト

◎シシリアのVilla Romana del Casaleの遺跡から新たに浴場用サンダルのモザイクが出土:https://news.artnet.com/art-world/flip-flops-mosaic-villa-romana-del-casale-2677238

 これまでも浴場遺跡からちらほら見つかっていたサンダル・モザイク画ではあるが。今回そのそばから銘文モザイク「Treptona bibas」も出土したらしい。意訳して「Treptonaよ、汝に乾杯」といったところか。女性名が出てきているのがミソで、謎を振り撒いている。なおマスコミ的には「ビーチサンダル」と表記されているが、この履物は本来熱い床を歩くためのもので、底は木製が普通のはずだ。

◎フレグレイ平野を襲った群発地震でPompeiiの「南集合住宅街」insula-meridionalisの壁崩壊:https://www.finestresullarte.info/en/archaeology/pompeii-a-wall-collapses-in-the-insula-meridionalis-during-the-phlegraean-fields-earthquake-swarm

 昨年訪問したときに、あれこれ大規模にパイプの足場が組まれ修復していたのを確認した場所である。それが1980年の地震がらみであることを今回初めて知ったのだが、この6月に新たにマグニチュード3.2の地震に見舞われ、部分的に崩壊した。この区域は港湾設備との関連で今後注目されるはずなので、いずれ詳しく触れたい箇所である。

オレンジ色四角の1,4,5,6にかけての、舌状台地の最南端部分で、上部はインスラにしろ、下部は倉庫だった。その昔、現在の緑地帯付近がすでにサルノ川ラグーンだったはず。

◎ローマ兵のつば広サンハット修復:https://www.thehistoryblog.com/archives/73883

 現代に通じる日よけ・砂よけの帽子で、エジプト出土。その大きさから、おそらく兜の上から被ったのだろう。現存するものはこれを含めて三点だけの由。

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