ゾシモス『新ローマ史』:重訳ですが、発注してみました

 いつものようにググってて偶然みっけ。

ゾシモス(著)
重訳版『新ローマ史』第1巻 ―帝国の危機―

このサイトは、Greek・Latin愛好家の今居清綱氏の運営で、原典翻訳が遅々として進まない学界の状況に苛立って重訳を始められたようで、現段階で歴史関係は以下が出ているらしい。

 最近は古い英訳のデジタルがアップされているので、手間さえ厭わなければ機械翻訳でざっくり読むことできるが、その手間を省いて読むにはいいだろう、と、とりあえずゾシモスの重訳を購入してみようと思い立つ。どうやら「電子版」と「同人誌版」があるらしく後者が値段がちょっとだけ高い(https://psbw.booth.pm/items/5229023)。登録ないし送金で若干手間取ったが、無事同人誌版(要するに印刷版)を発注できた。ちなみに2冊、送料込みで2000円弱。どんな出来具合か楽しみである。

 それでなくとも原典からの翻訳は、やたら西洋古典学の伝統的な作法がきつく(なにせ版本の検討からはじめないといけないから、本文翻訳以前に多大のエネルギー消費に耐えれる体質でないともたない)、それもあってなかなか進まないので、次善の策として今後はこういう試みが有志によって盛んになることを願っている。私もお世話になってみようかとちょっと頭をよぎってしまった。

【追記】発注してから2日で現物が届いた。まず、A5版で、私には字が小さすぎる感じ。これでは拡大コピーして使うしかない(ないしは電子版の重複購入か)。あと別紙の「お知らせ」が入っていて、要するに文書版での誤字脱字とかはpdf上で修正済みと報告されていた。たしかにそういった修正はデジタルの方が簡便なので、ならばそう最初から書いてくれていたらデジタル版を頼んだろうに、と思わないでもない。ちなみにチェック先は以下:http://history.soregashi.com/  それを見たら実際にゾシモスには該当する誤字脱字は掲載されていないようで、若干むむむという感じ。

 また、これの「リンク」を開いてみたら、なんと主としてビザンツ関係のHPが紹介されており有益(リンク切れもちらほら。挙げ句、なぜか私たちの「教皇列伝」だけがリストアップされていて・・・謎である:「教皇列伝」はギリシア語ではないし)。ビザンツ史に興味ある人たちはなかなか翻訳出ないのに苛立っている感じが受け取られた。そこでのウェブ利用なのだろう。

【追記2】デジタル版も入手した。これだと文字が拡大できていい。ただ、底本に若干問題あるようで、本当にざっと見るだけしか利用できない感じ。ま、それはしょうがないか。

 

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