今年はニカイア公会議1700年祭

 世間ではまったく話題にもなっていないが、今を去る1700年前の325年は、高校世界史教科書にも登場する「ニカイア公会議」開催年であった。

 実は、私は「第十六回キリスト教考古学学会国際大会参加記」『ソフィア』61/1、2014/7、p.53f.の前書きで以下のように書いていた。「折しも、教皇フランシスコと正教会総主教バルトロメオ一世が、2025年にニカイア(現イズニク)での合同公会議開催に合意したというニュースが飛び込んできた。心からその実現を祈りたい」と。その約束の年が今年なのだが、総主教は存命であるが、フランシスコは今年の4/21に死亡し、後継者レオ十四世(2025/5/8〜)になっている。

 現教皇は11月27日から最初の外遊先としてトルコを訪問し、ニカイア公会議の開催地である現在のイズニクを訪問し、キリスト教祈祷会に参加した(https://www.youtube.com/watch?v=j134oK3v5vUhttps://www.vaticannews.va/ja/pope/news/2025-11/leone-xiv-iznik-preghiera-ecumenica-1700mo-concilio-nicea.htmlhttps://www.cbcj.catholic.jp/2025/12/03/35663/)。

当時のニカイア教会は湖畔に接していたらしい

 本来はもっと早い時期に開催すべきであったのだろうが(325/5/20開始:https://basilica.ro/en/first-ecumenical-council-nicaea-1700-years/)、この機会にバチカン市国は記念切手を発行したらしい。

いつかこれだけは入手したいものだ。ところでどさくさ紛れで、1966年発行の第二バチカン公会議終了記念切手は、メルカリ経由で思いのほか安く入手できそうだ。

 そして1700年祭の次なる記念年は、330年コンスタンティノポリス創建記念日、337年コンスタンティヌス大帝死歿年と続く。う〜む、5年後の前者はともかくも、どうみても後者には私も死歿後のような気がする。

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