アルカイダ指導者殺害発表のアメリカの在り方

2022/8/2発表(https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN020F30S2A800C2000000/?n_cid=NMAIL007_20220802_H)。

 いかにもアメリカらしく、西部劇的に無邪気なまでに分かりやすい解決策で、テロ対策の一環だろうが、民主主義国家としてこういった乱暴な介入がいつも正しい行為とはいえないはずなのだが、さて腑抜けのマスコミは今回もコメントを差し控えるのだろうか。

 こういうのを大統領が自ら発表するというのも、秋の中間選挙がらみの思惑が透けて見えていて、なんだかなと思わざるを得ない。以下参照、2022/2/6:佐々木伸「IS指導者クライシ氏壮絶自爆:米特殊部隊急襲の全貌」(https://wedge.ismedia.jp/articles/-/25659)。

 82歳になる筋金入りのペロシ下院議長の台湾訪問も、彼女の唐突な単独行動を演出しながらその実、大統領との打ち合わせ済みの行動だと、私は思っている。アメリカの対台湾政策はどう見たって二枚舌にしか思えないからには、中間選挙を念頭に「強いアメリカ」を演出する必要があったからの危険な賭だったはずだ。こういった言動がこれからも続くはずなので、強権国家の近隣諸国にとってやっかいなことだ(ただ、今般の日本政府の平静な対応を眺めていると、事前に非公式な事情説明がなされていたのかも知れない)。

 思い起こせば、ウクライナ戦争開始直前にバイデン大統領が「軍事介入はしない」と言わずもがなのひと言を発した件も、世間ではボケ大統領の失言ととらえている(振りをしている)が、プーチンに侵攻を決断させるための罠だった、と私は考えている。いずれにせよ、こういったことに単純明快なアメリカのことだから、でっち上げの大量破壊兵器問題のイラクの場合と同様に(http://www.asahi.com/special/iraqrecovery/TKY200407090425.html)、いずれ一件落着したあと事実が明らかにされるだろう(日本だとこうはいかない)。

【追記】2022/8/5

 逆に、米中は「妖婆」ペロシ訪問問題を事前協議していたという見立てもある。これももちろん有りだろう。外交を内政に互いが利用しあうわけだ。「超弩級・ペロシ台風が去った後の台湾状勢と米中関係:“キューバ危機”を事前に回避したバイデン・習近平の「密約」」(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/71237)。

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