ワクチン周回遅れのなぜ:飛耳長目(84)

 毎日新聞のウェブ「政治プレミア」2021/6/1、に以下の記事が載った。

 鴨下一郎(元環境相)「生き延びるためにワクチン接種は必須:遅れた判断と薄かった危機感」(https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20210531/pol/00m/010/002000c?cx_fm=mailhiru&cx_ml=article&cx_mdate=20210601)

 こういった情報を我々はもっと早く求めていたような気がする。ま、結果論には違いないが。

 ハナからワクチンの効果を疑問視していた国民性、収益性や万一の補償問題で二の足を踏んだ製薬会社や政府が初動に出遅れた挙げ句の、緊急何たら宣言の繰り返しどたばた劇。それで国民は大きな経済的打撃を受け、困窮と疲弊の淵に追い込まれてゆく。

 戦闘での戦力逐次投入は愚策であることは分かっているはずなのに、我が愛すべき政府には未だ危機管理の常識すらご理解ないような。つくづく乱世には向かない国民性だなと慨嘆するしかない。「トリアージ」という冷酷な判断も時には必要なわけで。 

 菅首相、前任者同様に「やぎさん答弁」ばかりしてる場合じゃないんですよ。

 【関連】同じく毎日新聞「特集新型コロナウイルス」2021/6/1に「テディベアに全財産しのばせ東欧から出国:ワクチン開発立役者」という有料記事が(https://mainichi.jp/articles/20210311/k00/00m/030/187000c)。

カタリン・カリコ博士(66歳)

 これ読んで、記事の主役のカタリン・カリコさんはファイザー製の、そしてもう一つのモデルナ製にヒントとなったのが山中教授の研究だったことを知った(関連で、https://mainichi.jp/articles/20210312/k00/00m/030/304000c:有料記事)。いずれにせよ苦節30年40年の研究の積み重ねの挙げ句の、新型コロナという場を得ての開花だった。基礎研究と時の運が次期ノーベル医学賞候補へと一挙に加速させているのは、基礎研究の重要性を考える上でたいへん示唆的である。うちの妻も「そうよ、長い蓄積あっても時を得ないとね」と。

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