朝のお散歩報告:痴呆への一里塚(33)

 黙っていたが、実は2週間前から、朝の散歩?を始めている。73歳に成り立ての身で。実は今を去る30年ほど前、上京したての健康診断で痛風を指摘されて夕方に試みたことあったが、数字がよくならず時間もとれずで、早々に撤退した前歴があった。

 運動不足なことはわかっていたが、明け方に寝るのが普通の私のパターンだと、目が覚める昼頃はもう気温が高いので、ずっと歩く気にならずにいた(昨今の猛暑もあり)。だが、突然ひらめいたのである。だったら寝る前の明け方に歩けば、と。そしてこの2週間、大体が徹夜明けの5時ごろ、朝日が出る頃に近所を歩き始めてみたのであ〜る。

 そしたら、いろんな男女が歩いているのである。もうぶっ倒れても不思議でないようなよろよろ前のめり姿勢のご高齢の男女、犬を連れての文字通りお散歩の人、マスクつけてランニングする颯爽とした男女・・・。定石通り腕を振っての歩行をする人、なぜか背中に大きなリュックをしょっている人、年季が入ったスリムな体型の人がやはり多いが、たまに私同様寸胴の横幅のいいご老人でのんびり型もいる。一度出発時間帯が20分ほど遅くなったら、やたら同行者が多くなった。煩わしいので、日の出の時刻、だいたい5時過ぎに出るようにしている。帰り着くのは6時頃か。最初はぬるま湯のような空気だったが、最近は温度も多少落ち、湿気もわずかであるが少なくなった気がする。

 すれ違う人たちから見た私の姿は、たぶん無様(ぶざま)におなかが出ている初老が、さていつまで続くかな、という感じじゃないかと想像するが、元ワンゲルのプライドからすると、追い抜かれるのはいやだし、前をとろとろ歩いている人がいると抜きたくなる。効果のほどは度外視して(緩急で歩け、腕を振れ、とか効能書きはいろいろあるが、面倒くさいので無視)、まあ中くらいの速度かな。大体の人が、ランニングしててもマスクしてるので驚くが、私はといえば付けると酸欠になるので、手にぶら下げるだけにしている。帰りにセブンイレブンに入るときに着装するためである。よろよろ歩きでもさすがに汗ばみ、効いているエアコンが気持ちいい。

 最初は練馬駅までの往復路だったが、すぐに逆方向の早宮方面に足を伸ばし、とうとう最近は石神井川沿いの遊歩道中心となった。あの桜並木が両側に断続的に続く川筋には、ところどころに橋が架かっており、私のような老人には、今日はここまで、明日はもひとつ先をめざすかな、と努力目標を立てやすいのである。これまで知らなかった寺院やお宮さんの旧跡にもちらほら出会い、これじゃあ30年ご近所を知らず、住んでたといえないなあ、などと思ったりもする。

遊歩道の所々に設置されているが、小さくて読みにくい。
私の場合、豊島園から東に向かって往復するわけ。川とはいえ水量はほとんどない

 歩き出した最初頃は、道路脇の色んなことに気が回った。早朝の無防備な家々を眺めていると、あそこの自転車だったら盗めそうだ、とか、ここに置いてある掃除道具持って帰れるな、とか、なぜかどうも不埒な思いばかりが頭が浮かんだものである。さすがに最近はそれには飽きて、思わず知らず歩くことに専念し出しているようで、今日は特に驚いたことに、知らない橋名に遭遇したことだ。いつの間にかこれまでより橋を3つくらい先まで歩いてしまっていたのである。私の当てにならないiPhoneの「ヘルスケア」によると、おかげでこれまで越えることできなかった4Kmをはるかにこえて4.8Km(歩数で7775歩)歩いたことになっている。

 不思議なことに、普通の歩行だとすぐに痛みが走って、特に坂道登ったりするとぺたぺた歩きになって難儀していた右足首は、いまだなんとかなっている。おかしなものだ。ほとんどが平地だからなのだろうか。気分の問題か。それにしても解せないでいる。

今日の日の出後の風景:5時15分くらいか

 ただ、勇んで乗った体重計は、無残にもイノブタ水準を相変わらず維持しており…。この月曜に読書会で行った我孫子での、人生の諸先輩の話では、「死ぬほど頑張って歩かないと体重は落ちない、むしろ食事をとらない方が確実で、まず米とパンをやめること、特に夕食やめると効果てきめん」とのこと。これは私にはまだ難題である。帰りのセブンイレブンでは相変わらず野菜サンドとミルクを買って、それを朝食にするのがこのところの恒例だし、それと、これは書きたくなかったのだが、西武豊島園駅横のファミリーマートには、私の好物のハーゲンダッツのラムレーズンあるのを見つけてしまい、そこまで余分に歩いたご褒美に買ってたりしてる。嫁さんに言わすと「ご褒美が多すぎる」のだが。

 それから、これは予想通りだったが、日中でのうとうとがこれまでになく多くなった気がする。たかが小一時間の、しゃにむにではないただの歩きなのだが。てきめんお勉強の進展にはとりあえず障害となっている。でも、歩行中にばったり倒れたり、うとうとの午睡中に天に召されるのもいいのでは、と思っている。

【広島では】さて広島で継続できるか、これが問題だった。8/27に着いて、28日はこれまでの疲労が出たせいか寝過ごし、29日は早めに家を出るため自重。炎天下の市内をうろうろ歩き、夜はビール抜きでも夕食後グーバタだったせいか、夜中に目が覚め、やっと疲労も回復したのだろう、30日の早朝、小説を読んでいて、おおもうすぐ5時だ、行かなくっちゃ、で驚いた。世の中まだ真っ暗なのだ。えっ、東京だともう明るいのにとビックリしてウェブで日の出時間を調査。東京5:12。それに対し広島5:42、なんと30分も違ってたのであ〜る。

広島の日の出

 ちなみに、私のなんか嘘くさいiPhoneでの歩行数は以下のごとし。8/26 7775歩; 8/27 7162歩; 8/28 3621歩; 8/29 9476歩; 8:30 6569歩

 最初の経路は自宅から東の太田川放水路にまず向い、そこから土手沿いに北上、広電西広島駅手前の川で左折、あとは広電宮島線沿いに高須駅まで帰ってくる。距離にして3.5Kmのようです。ま、小一時間(2回目からは交通事故を避けるためもっぱら河川敷の往復に変えた)。

 東京と違って、なぜか湿気が少なく明確に向かい風があって(川沿いのせいか)快適、それと川沿いには土の道もあってありがたかった。実はここも夏休みのときなど広島長期滞在中は歩いていたことある。今回すれ違う同好の士の皆さん、さすがにマスクはしていないのが、いい。実家に帰り着き、例の朝食(サンドと牛乳)をとると意識朦朧、ベッドに移動して目ざめたのは10時でした。3時間強の睡眠か。

河川敷マップ:この日は旭橋を通過して己斐橋まで行った
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