明智光秀研究の進展?:飛耳長目(52)

 最近、彼を巡る研究が進展しているようだ。いうまでもなくNHK大河ドラマのせいであろうが。これは歴史学研究における心理的盲点(スコトーマ)の無自覚的応用の成果というべきか。我ら庶民はえてして人口に膾炙した講談調の物語を好み、刷り込まれていて、史実(そんなものあるとしての話だが)とは違っているのは当たり前なのである。詳しくは以下参照。

 「迫る!本能寺の変(全3回)」2020/8/2(https://digital.asahi.com/articles/ASN8225SVN76PTJB00Y.html?iref=pc_rellink_01)

 「明智光秀の妻の戒名、仏画に発見 本能寺の変前に死去か」2020/8/7、但し有料(https://digital.asahi.com/articles/ASN873RS4N84PTJB015.html?_requesturl=articles%2FASN873RS4N84PTJB015.html&pn=5)。

 でも上記の場合、構成力で読者の興味をひいただけで結論的に新発見というわけでないところが、記者の腰砕けというべきか。まあそうそう新(今はやり言葉では「神」)知見はない、ということではあるが。陰謀論を廃して従来説の突発論に帰着しているのは、「「本能寺の変」のフェイクニュースに惑わされる人々:呉座勇一・国際日本文化研究センター助教に聞く」(2018/7/13:https://bizgate.nikkei.co.jp/article/DGXMZO3285436011072018000000?channel=DF220320183617)。

 それでふと思い出したことがある。最近またケーブルTVで放映されていた「アラビアのロレンス」。そこで主人公を演じたP.オトゥール(1932-2013)は身長188cmだったが、実際のT.E.ロレンス(1888-1935)は、私生児だったからというわけでもないだろうが、165cmしかなかった(彼の同性愛疑惑にはここで触れないでおこう)。だったら167cmmのダスティン・ホフマン(1937-)あたりが演ずるのが妥当と思えるが、それでは「絵にならない」わけである。

 逆に、私の好きな「ブレイブ・ハート」の主人公ウィリアム・ウォレス(ca.1270-1306)は195cmと伝えられているようだが、映画で彼の役を演じたメル・ギブソン(1956-)は177cm。映画でも巨漢ぞろいのスコットランド人たちの中にあっては小柄に見えたのが印象的だった。また、「グラディエーター」の主演ラッセル・クロウは188cmで・・・。もうやめときます。

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