100年前の写し絵:スペイン風邪と日本

 歴史は繰り返す。しかし学校でもスペイン風邪なんか教えていないから、教訓を学ぶこともできない(否、たとえ教えられたところで覚えてもいまい)。A日新聞が面白いウェブ記事を掲載(但し、有料会員限定記事:チョンボして一つだけお見せしよう)。さて100年後にはどのような記事が載るのだろうか。

https://digital.asahi.com/articles/ASN4S4CYPN4FUTIL01M.html?iref=pc_rellink_01

 しっかし、100年前はマスクは黒だったの? 初めて知った。いつから白くなったのだろう(新聞の写真では白マスクだった:謎が深まる)。

【追記】なんと、平凡社が出している東洋文庫(2008年出版)に、内務省衛生局編『流行性感冒』1922年3月、が含まれていた! 所謂「スペイン風邪」の流行は1918-20年なので、素早い対応だったと思われる。上記のポスターもそれに掲載されているもの(但し白黒):https://www.niph.go.jp/toshokan/koten/Statistics/10008882-p.html

 だが、このような調査がその後に、いや今回の新コロナ騒ぎにおいて何ら教訓となっているように思えないのは、いかにも日本的、とつい言いつのりたくもなる。当時編集した内務官僚たちは、あの世でさぞ無念の思いにとらわれていることだろう。

 とはいえ、我らが常に尊敬し鑑にしてきた西欧諸国も今回ぼろぼろの状況なのは、どうしたことか。これではアメリカ大統領の無策のせいにしたところで説明出来ないだろう。むしろ我らが愛する安倍首相のもと、日本は特段の効果的施策をしていないにもかかわらず、まだ軽症ですんでいるというトンデモ現象があるからだ。台湾は言うまでもなく、できれば沈没してほしいと思っている我が同朋が多い文在寅大統領指揮下の韓国など、もっと立派な成果を挙げちゃっているのだからなにをかいわんや、だ・・・。

 感染症とはげに面白い現象ではある。所詮政治家は結果論だが、今回の騒動を見ていると、それは当事者の理念とか指導力・政策とかとは別の変数が働いている、といわざるをえない、のかも。

 ということで、以下の警句が思い出されてならない。「天災は忘れた頃にやってくる」(伝・寺田寅彦)。彼は関東大震災後の被害調査に従事した。参照:http://www5d.biglobe.ne.jp/~kabataf/torahiko/torahiko.htm

寺田寅彦:1878-1935
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