読書会:四谷が始まります

 4/25(木)午後6時から、以下の要領で読書会やります。予定では隔週開催ですが、次回は当方都合により5/16となります。

 「古代における女性の声:ペルペトゥア殉教伝を素材に」

 紀元後203年3月7日に、北アフリカのカルタゴで殉教死したペルペトゥアは、処刑前日までの獄中日記を残した、これは女性の肉声を伝えるものとして古代において希有の証言だ、とこれまでも高く評価されてきました。彼女の殉教伝を読むと、キリスト教信仰に殉じようとする彼女のりりしい姿のみならず、彼女を取り巻く悩み多い諸状況が余すところなく吐露されていて、その意味でたいへん興味深く(そのうえ多くの謎も含まれていて)、男性聖職者たちの制度教会に都合よく整形された中世的聖人伝とはひと味も二味もちがう姿で、今日まで残存することができました。それというのも、おそらく当時の女性たちに支持されてすぐさま広く流布してしまい、あとから修正しにくくなった事情があったからだと思います。

 その意味で、現代女性の直面している諸問題とも生々しく通底している面があります。彼女の殉教伝を素材にご一緒にそれを掘り下げましょう。いや、皆さんに教えて頂きたいと思っています。

 「殉教伝」の翻訳テキストはこのブログに載せています。参考文獻は、以下で、その内容にそって7,8回で読了する予定です。その他、関連資料は無料で配布します。

 ジョイス・E・ソールズベリ(田畑賀世子訳)『ペルペトゥアの殉教:ローマ帝国に生きた若き女性の死とその記憶』白水社、2018/6、¥5616. アマゾンでは定価より1600〜1000円安いものが現在出品されていて、お買い得です。

著者近影

著者は1944年生まれなので、私より3歳年上です。Facebook情報によると、彼女はリタイア後、TVでのスペイン史連続講義やエーゲ海やバルト海のクルーズ講義でご活躍中のようだ。

 場所は、JR四ッ谷駅下車、麹町教会西脇の真田堀沿いのソフィア通りをちょっと南下したところにあるイエズス会日本管区で、その門を入り右の建物のエレベータで三階の304号室です。18時から90分程度です。場所代その他で、一回2000円を申し受けます。

 初心者の方々の奮ってのご参加を大歓迎します。予めご連絡いただきましたら、門でお迎えしますので気楽においで下さい。連絡先:k-toyota@ca2.so-net.ne.jp

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