習作2:カゲロウのような、珠玉の日々

5月の連休後に、母を施設にとうとう入れた。
そのプロセスでやっと分かったのだが、施設には3種類あって、特別養護老人ホーム(特養)、介護老人保健施設(老健)、有料老人ホーム、の順で入所条件が緩くなる。
我が母の場合は、東京で要介護2になったばかりなので(広島だともともと2だった)、老健である。制度的に一時滞在が原則なので、3か月単位くらいで出所の可能性がある、そうだ。
だから、特養への申請もダメ元でしておいたほうがいい、のだそうだ。

日々のささいな事柄で我々と食い違ってきて、当方にはもちろん、たぶん本人にも同居が苦痛となってきているはずだった。
思えば、在宅することが多い私が言葉の暴力でいじめまくる日々であった。
私が「生涯現役」をまっとうしようとすると、いや、性格的に、肉親の認知症老人との穏やかな日々を過ごすことは、少なくとも私にはできなかったわけである。

母がいなくなってそろそろ1か月。なんというか、母との連日のいさかいのストレスがなくなったのは、正直うれしい。

考えてみれば、私もいつ本格的にぼけたり病気に冒されても不思議ではない歳なのだから、残りわずか許された「かげろうのような、珠玉の日々」と感じ入る今日この頃だ。

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